拝啓、わたしの大好きな人

 

10月13日。

 

1年でたった一度の特別な日。天使のようなあなたがこの世界に舞い降りた日。言葉では言い尽くせない想いが次から次へと募っては溢れる日が今年もやってきました。

 

 

愛してやまないジミンさん、

お誕生日おめでとうございます。

 

 

本当に今日は特別な日だから緊張するし、いつも以上に心を込めて話したいと思っています。

 

何度も書いては消してを繰り返すであろうこのラブレターが、大好きな彼には届かないことを知っていても、どうか何かの手違いで届いたら、なんて祈りながら。

 

f:id:izvo:20201011121209p:image

 

 

「この人がいつでもこんなふうに笑えたらいいな。彼を煩わすこと 妨げるもの みんな消えてしまえばいい。みんな消してあげられたらいい。彼が曇った笑顔を見せないように。全てあなたの思うが儘に。」

 

これはある漫画のヒロインが好きな人に対して願う一節なのだけど、初めて目にしたときすぐにジミンを想った。

 

わたしはこの感情もしくは似た何かを確かに知っていて、その相手はまぎれもなく宇宙でたったひとりだと思う。

 

ジミンの笑顔を曇らせる何かなど、わたしがこうしてああしてやっつけられたらどんなにいいだろう。

 

ジミンが世界でいちばん大切な人になってから、数えきれないくらいそんなことを願ったものだ。

 

 

わたしの知っているジミンさんはとびきり優しい。

出逢った当初からそう感じていたけれど、時間が経てば経つほど、彼の言葉や行動のかけらを少しずつあつめていくほどに、強く強く確信する。

 

人の気持ちに敏感で、愛情深いジミン。

誰かの心が泣いているのにいち早く気づいて寄り添うのはいつだって彼だった。

本人こそ人一倍涙脆いのに、メンバーが泣いていると誰よりもお兄ちゃんになって、それはそれは優しく、大切なものをそっと守るように抱きしめてくれる。

 

そんなときはわたしまで抱きしめてもらったような気持ちになり、温もりが雫になってほんのりと頬を濡らす。

誰かの優しさに触れるとあんなにも泣けてくるんだってことを初めて教えてくれたのはジミンだったかもしれない。

 

だからもしも彼の心が泣いてしまうことがあったら、すぐに気づきたいと切に思う。駆けていって、寄り添って、抱きしめてあげたい。

 

それができないなら、そんな人がいつもジミンの傍にいてくれるよう祈り続けるよ。

6人は確実にいることをとてもよく知っているけれど。

 

f:id:izvo:20201012112256j:image

 

 

ジミンが初めての自作曲を届けてくれてからもうすぐ2年が経つらしい。

本当に突然で、ありがたくて、幸せだった。

どれだけ時間が経っても年の暮れに必ずわたしはあの日のことを思い出す気がする。

 

約束どおり、ジミンはジミンの光になれたかな。

素直に、正直になれる夜を見つけることはできたかな。

 

一介のファンがこんなことを語るのはおこがましすぎるし、本当のとこは何もわかってないのかもしれない。

それでも、彼がとても穏やかに自分を肯定しているように感じては、勝手に嬉しくなることが増えたと思う。

 

先月公開されたBREAK THE SILENCEで、防弾少年団が走り続けている理由を訊かれたジミンが「楽しいから」って真っ直ぐな瞳で答えたとき、わたしはとてつもなく胸がいっぱいになったんだ。

 

生きる意味とか、走り続ける理由とか、誰かはきっと素晴らしい回答を求めてそんな難しいことを訊くのだろうけど、ただ楽しいからって本当はそれだけで充分だったりする。

 

ジミンが楽しいとわたしは嬉しい。

楽しくて楽しくて仕方ないって顔をして笑うあなたはとても眩しくて素敵だから。

これからも思う存分楽しんで。

好きなことを好きなだけして。

 

わたしはどの瞬間のジミンも大好きだと約束するよ。だからジミンも、つらくないように、笑えるように、幸せでいると約束してほしい。

 

f:id:izvo:20201012114135j:image

 

 

MAP OF THE SOUL ON:E 1日目、エンディングで「悔しい」と言って、ぽろぽろ涙をこぼすジミンを映画館の大画面で目の当たりにして、思わず泣いた。

彼の話している言葉は韓国語だから全然聞き取れていないのに、何が言いたいのかは痛いほど伝わってきて、一緒になって泣きました。

 

あなたは自分でも訳がわからないまま溢れ出す涙に戸惑っていた顔をしていたし、集中できなかったことを後悔したかもしれない。

でもその涙に救われた人がいることをどうか知っていてほしい。多分わたしだけじゃなくて、たくさんの人たちがそうだったんじゃないのかな。

 

悔しくて、しんどくて、やりきれなくて、正直そんなことばかりなのに、なんでもないような顔をして毎日を淡々とこなしていく日々が本当はつらかった。

 

彼らに会えないこともつらかった。

世界中にいるファンたちの歓声を彼らに聞かせてあげられないことはもっともっとつらかった。

 

観客の前で見せることはないパフォーマンスを、何時間も何時間も練習する彼らの姿を幾度となく想像したの。

 

思うことはたくさんあるだろうに、「皆さんの前に立てる日が楽しみです」と健気に言い続けてくれる彼らを思うと、どうにかなりそうだった。

 

だからあの日ジミンが思わず吐いた本音に、悔しいって感情を露わにしてくれたあなたに、ありがとうって心から思ったよ。

話してくれてありがとう。

同じ気持ちでいてくれてありがとう。 

 

 

最高にプロなアイドルで、世界中を飛び回るスーパースターで、それでいて強さも弱さも持ち合わせた人間らしいジミンさんがわたしはとてもとても大好きだ。

 

2日目、ファンの声が世界一綺麗な音で、いちばん幸せな音だと話してくれたね。

そっくりそのまま返すけど、わたしにとってジミンさんの声は世界一綺麗な音で、いちばん幸せな音です。

 

出逢ってくれてありがとう。

見つけられて本当によかった。

何万回と思ってきたことをまた新鮮な気持ちで何度でも思う。

 

ジミンと出逢えたことはわたしの人生において最大のセレンディピティなんだ。

素敵な偶然。思いがけない幸運。

 

 

大好きなあなたがいつもありったけの愛で包まれますように。美味しいご飯をお腹いっぱい食べられますように。何ひとつ心配事なく深い眠りにつけますように。優しく穏やかな気持ちで毎日を過ごせますように。

 

いつかまた、世界中で待つファンの元へと駆けていってくれますように。

どれだけかかっても、必ず会いに行きます。

 


f:id:izvo:20201012235756j:image